愛を信じれば、おとぎ話も現実になる。
仕事ばかり優先させてきた青年、カン・インジュン（パク・シフ）は、なにも言わず彼の前から消えてしまったガールフレンドを追いかけて上海にやってくる。そこで、偶然出会った中国人の女性、ジュリー（チェン・ラン）の足に怪我を負わせてしまい、一時的に彼女の生活をサポートすることに。一緒の部屋で暮らすことになるが、言葉も通じず、最初は上手くコミュニケーションもとれず、ギクシャクしていた二人だったが、次第に心が通い合うようになっていく。お互いを意識し始めた時、それぞれが抱える悩み、葛藤が二人の距離を遠ざけ、すれ違いを生んでしまう。運命に導かれた二人がそれぞれ出した答えとは―

この作品は、私のアイディアから始められたものではありませんが、その筋と構想は即座にピンとくるものでした。人生に“愛”は欠かせないものであり、“愛”の香りが物語を通して浸透しているのです。インジュンが彼女の人生に入ってきたことにより、ジュリーが待ち望んだ、おとぎ話のような愛の扉が開かれたのです。全てが原点に戻り、心の命じるままに愛を探し求める。愛のみが距離と言語を超越するもので、二人が引き寄せられたのは運命。多くの口論があり、別れようとしても二人は最後に出会う運命だったのです。心を開けば、あなたの周りにも“香り”があるはずです。                                        【ツァン・ツイシャン監督】

パク・シフ（カン・インジュン）
1978年4月3日生まれ。「君はどの星から来たの」、「家門の栄光」、「検事プリンセス」、「清潭洞アリス」と、人気ドラマに立て続けに出演。名優チョン・ジェヨンと共演した映画『殺人の告白』(13)で、映画初主演を果たした。
チェン・ラン（ジュリー）
1982年11月24日生まれ。モデルとして雑誌の表紙をたびたび飾り“広告の女王”と呼ばれる。彼女は2010年のパリ・ファッションウィークのショーで有名になり、中国ファッション界の人気者になった。映画初出演は『孔子の教え』(11)。
リー・シャンシャン / リーヴス / シム・ジウォン / モー / アン・フー

監督：ツァン・ツイシャン『ビッグ・ブルー・レイク』
共同プロデューサー・原作：ワン・ビン『HERO』『LOVERS』
脚本：ウ・ショウ『MR.ZHAI』
撮影監督：アーディ・ラム『ワイルド・ブリット』
編集：チュン・カーファイ『狼たちのノクターン＜夜想曲＞』

都道府県

劇場

公開日

前売券