人生は思わぬところにお宝がころがっている、こともある―。

トレジャー オトナタチの贈り物。

9月17日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか公開

お宝探して人生一発逆転
STORY

コスティは息子と妻と家族3人、ルーマニアのブカレストで慎ましい生活を送っている。
ある晩、近所の男が切羽つまった顔で800ユーロを貸してほしいと訪ねてきた。そのお金で金属探知機を借り、曾祖父が共産党台頭前に庭に埋めた宝を探したいというのだ。男は失業中のうえに、借金がかさみ、いまにも家を追い出されそうで、宝探しに掛けていた。
コスティはうさんくさいと思いながらも、見つけた宝の半分を渡すと言われ、半信半疑で協力をすることに。ただし、古い硬貨が見つかると、国有財産になるため、警察に届けないといけなくなる。週末に、金属探知機の怪しい業者も加わり、おじさん3人による宝探しが始まった。探知機はウィーン、ウィーンと大きな音をたて、いつ警察に見つかるかとビクビクしながらの作業だ。果たして宝を見つけることはできるのか…!?
本作は、出演者の一人が〈実際に体験した話〉にもとづき、監督が脚本を書き下ろし、見事、カンヌ映画祭で受賞した作品です。

CAST&STAFF

1977年6月生まれ。数多くの映画やテレビドラマへの出演経験がある。『トレジャー オトナタチの贈り物。』でルーマニアのアカデミー賞であるGAPO賞の主演男優賞にノミネートされた。俳優になる前は炭鉱作業員だった。本作で妻と息子を演じる2人は役者ではなく、クジン・トマの実際の妻と息子である。

監督であり俳優。ポルンボユ監督の友人であり、彼の曾祖父や家族の実体験をもとに本作は作られた。

元兵士で、金属探知を職業としておりプロの俳優ではない。彼自身も劇中の役のように探知機の性能に驚いていたという。

1975年生まれ。2006年、初長編作品“12:08 EAST OF BUCHAREST”でその名を世に広めた。初長編作品はカンヌ国際映画祭の監督週間で上映され、カメラ・ドールを受賞。2作目は、彼のストーリーテラーそして監督としての才能を裏付けた。2009年カンヌ国際映画祭のある視点部門に正式出品された“POLICE, ADJECTIVE”や2013年の“WHEN EVENING FALLS ON BUCHAREST OR METABOLISM”が証明したように、的確な構成とユーモアに溢れ知的な会話に重きを置くことで彼は知られるようになる。また、2014年ベルリン国際映画祭で注目された“THE SECOND GAME”で見られたように、映写装置の発明家としても知られている。

THEATER
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